棚田に月が映りこむ「田毎の月」を守る集落
たなだとたごとのつき みつやましゅうらく棚田と「田毎の月」三ツ山集落
十日町市中条の飛渡地区にある三ツ山集落は、現在3世帯が暮らす集落。
のどかな集落には「三ツ山の棚田」があり、集落の人々の努力とボランティアの協力により、今も大切に管理されています。
毎年、5月下旬~6月上旬には「三ツ山の棚田」に映る月を観賞する「田毎の月観月会」が開催されます。
水源地のものがたり
もともと草木だけで荒れ果て、食糧不足にも直面していた三ツ山に田んぼを作ろうと水利の開拓が始まったのが文久元年(1861年)のこと。 大変な苦労と二度の挫折の後、明治2-3年頃(1869-1870年頃)に三ツ山の棚田までの約3.7キロにも及ぶ農業用水路が完成。田んぼの命である水を運び、多くの人々の生活を支えてきました。水路完成に尽力した小田切庄三郎氏の霊を祭るため石碑が建てられ、現在でもその恩恵は住民に語り継がれています。
春になると、川の上流から水路に水が流れるよう水源地の掃除を水利組合で行います。雪解け水が田んぼに流れてまた一年が始まる合図です。
大雨や台風が来たら水源地がボロボロになったり詰まったりします。その度に現地まで行き清掃作業をします。とても大変な作業ですが、この水路のおかげで三ツ山の棚田は水に恵まれた田んぼです。
information
基本情報
住所 | 新潟県十日町市飛渡 |
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交通アクセス | ●JR十日町駅から車で約20分 ●関越自動車道 越後川口ICから車で約30分 |
問い合わせ先
問い合わせ先 | 飛渡公民館(平日のみ 受付時間:8時30分~15時30分) |
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電話番号 | 025-759-2032 |