かがみがいけ鏡が池

「万葉集」の歌人大伴家持が、蝦夷征伐の失敗の罪で追われ、この地の中尾に隠棲した。やがて土地の女との間に京子という娘を授かる。しかし、母親は、流行病で亡くなり京子は後に継母となった女に折檻される毎日だった。ある夜京子は折檻に耐え切れず、母の形見の鏡を胸に抱き、森の中の池の畔で泣いていると、まるで鏡のような水面に悲しげな母の姿を見た。それが自分の姿とも知らずに「お母さん!」と叫びながら池に飛び込んでしまう。そして、いつかその池は「鏡が池」と呼ばれるようになったという・・・。

この伝説が、明治時代にドイツ語に翻訳され、「世界童話集」に収録されました。そして、後に尋常小学校の教科書に載り、また謡曲や落語「松山鏡」としても親しまれるようになりました。

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基本情報

住所新潟県十日町市松之山中尾

問い合わせ先

問い合わせ先松代・松之山温泉観光案内所
電話番号025-597-3442