新潟県十日町市は全国でも有数の棚田のメッカと言われており、地域に点在する美しい棚田の数々は多くのを人々を魅了しています。豪雪地域としても有名なこの地域の棚田は、先人が自然の猛威に対して強くしなやかに向き合い暮らし続けた営みの結晶とも言えるでしょう。

そんな豊かな景観を生み出す里山でトレッキング。

●ほくほく大島駅を出発地として「星峠の棚田」を目指し、かつて集落の住民が日常的に行き来した旧道（未舗装の山道）を歩きます。集落が見渡せる小高い山に登ると、八海山や越後駒ヶ岳など越後三山を奥に棚田や里山の風景が臨めます。山の稜線を歩いていると、美しい棚田や季節ごとに表情を変える山々が見え、不意に小さな動物や昆虫が顔を出すこともあります。 また、通常観光客が入れないエリアから「星峠の棚田」の景色を楽しむことができます。

●アウトドアガイドが里山や雪国の暮らしについてご案内します。
里山は人々の暮らしと動植物の暮らしとが交わる場所です。そんなグラデーション地域に住んでいるからこそわかる自然の繊細さを、地域在住のアウトドアガイドがお伝えします。時には道中に農作業などをしている集落の人々と会話をする場面もあるかもしれません。

●多くの人の心をひきつける棚田や里山の景色は、常に人々の手が入ることで維持されてきました。実はそれは多くの人の継続的で膨大な作業を必要としますが、これまでその役割を担ってきた里山の集落では高齢化が進み、そのような多大エネルギーを生み出すのが困難な状態に陥っています。※本ツアー参加費には、コースで訪れる棚田を含む里山の景色を守っている集落への寄付金が含まれます。

この他、「里山の営みを巡る集落コース」（約9km、約4時間半）や、「サムライの時代を感じる歴史コース」（約4.5km、約3時間）もあります。