芸術祭の人気スポットを厳選紹介。はじめての方にも役立つ完全ガイド!
アートの町十日町市へ!大地の芸術祭を楽しむ観光スポット&体験ガイド【新潟県十日町市】

アートを道しるべに…「大地の芸術祭」の里を巡ろう

新潟県十日町市は大地の芸術祭のアート作品が点在するユニークな里山。越後妻有の魅力が詰まった作品や人気スポットを厳選紹介。はじめての芸術祭観光にも役立つ完全ガイド!広大なアートの里山を遊びつくそう!

大地の芸術祭とは?

世界最大級の国際芸術祭であり、日本中で開催されている地域芸術祭のパイオニアである「大地の芸術祭」。

新潟県十日町市・津南町を越後妻有地域(=大地の芸術祭の里)と呼び、豊かな四季が巡る里山で1年を通して作品を展示しています。

大地の芸術祭は2000年から始まり、20年以上続いている現代アートの祭典です。1年を通して、約200点の作品を楽しめるだけでなく、季節ごとのプログラムやツアーを開催しており、アート作品や旧小学校でのお食事やご宿泊もできます。

イベント情報

Information

越後妻有の春 2025

ココがポイント!豪雪の冬を乗り越えて、雪解けとともに緑が増えた春の越後妻有を満喫! ぽかぽかと暖かい日に、のんびり越後妻有を巡りませんか? アート散策を楽しみ、美味しい山菜を食べ、春を感じ、癒される旅へ。魅力たっぷりの春の越後妻有をお楽しみください。
会期2025/4/26(土)~7/18(金) 
祝日を除く火水定休
※一部施設により定休日が異なります
鑑賞料各種施設の個別鑑賞券など
公開作品について作品公開カレンダーをご確認の上おでかけください。
詳しくは…大地の芸術祭「越後妻有の春 2025」の詳細はこちら(外部リンク)

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越後妻有 2025 夏秋

ココがポイント!緑生い茂るシーズンから、新米のおいしい季節まで行われる企画展やイベントとあわせて、「越後妻有を巡る旅」をお楽しみください。今回の共通チケット特典には、清津峡渓谷トンネル《Tunnel of Light》の事前予約不要、十日町市博物館の入館割引など新しい特典も。
会期2025/7/19(土)~11/9(日)
※祝日を除く火水定休(平日開館施設は、8/12(土)、13(日)は営業)
共通チケット【料金】
一般2,500円/小中学生1,000円/未就学児無料

【販売開始】
2025/6/20(金)※オンラインのみ有効期間前に販売開始
販売・オンラインチケット引換場所●現地販売・引換(7/19(土)~実券販売)
十日町市総合観光案内所、松代・松之山温泉観光案内所、清津峡観光案内所、津南町観光協会、越後湯沢駅 芸術祭案内所(土日祝)、MonET、まつだい「農舞台」、その他作品受付など
●オンライン販売(6/20(金)~※ご利用前に紙のチケットに要引換)
asoview!
※その他の販売場所は、以下の[チケット引換・販売場所]をご確認ください。
お得情報【共通チケット提示|連携施設特典】
・十日町市博物館:常設展入館料100円引き(1回限り) ※原則月曜定休
・明石の湯:一般、小中学生ともに100円引き(何回でも)

【共通チケット提示|芸術祭作品割引】※共通チケットだけではご利用いただけません。
・清津峡渓谷トンネル《Tunnel of Light》:共通チケット所持者は、事前予約なしでご入坑いただけます(芸術祭作品割引を適用した入坑券は事前購入ができません。現地の券売機でご購入ください)。入坑料一般600円、小中学生100円引き(1回限り)
・《JIKU #013 HOKUHOKU-LINE》:鑑賞料一般・小中学生ともに100円引き(1回限り)※別途乗車券が必要
・《越後松之山「森の学校」キョロロ》:入館料300円引き(1回限り)
・期間中の共通チケット対象施設2回目のご利用が入館料半額
詳しくは…「越後妻有 2025 夏秋」の詳細はこちら(外部リンク)

迷ったら、まずは気軽に「駅から歩いて行ける」アートや施設から!

越後妻有里山現代美術館 MonET(モネ)

【十日町駅から徒歩10分】

世界的著名な現代アーティストたちによる越後妻有の風土や文化の特質に深く向き合う作品はもちろん、単に見るだけではなく、空間を楽しんだり、参加したり…大人から子供まで楽しめる街中美術館です。

多彩な企画展、大地の芸術祭オリジナルグッズから地元名産品まで揃うMonETミュージアムショップ、喫茶やライブラリーの機能をもつ「サロンMonET」、回廊には株式会社良品計画がデザイン監修をしたコミュニティスペース、同建物内には日帰り入浴施設「キナーレ明石の湯」も。

巨大なロの字型の建物自体も大地の芸術祭作品の一つで、屋外にも作品が散りばめられています。外も中も散策しながらお気に入りのアートを探してみよう!

まつだい「農舞台」フィールドミュージアム

【まつだい駅から徒歩3分】

拠点施設「まつだい『農舞台』」から、山頂の「松代城」までの約2kmの里山に約40点の作品が点在しており、このエリア全体を”まつだい「農舞台」フィールドミュージアム”と呼んでいます。

イリヤ&エミリア・カバコフの「棚田」、草間彌生の「花咲ける妻有」はじめ、世界的なアーティストの作品が点在しており、里山の大地に映える色彩豊かな造形、現代アートの魅力を里山の四季と共に堪能できます。1~2時間からの散策もOKですが、しっかり楽しむなら半日以上時間を取るのがおススメ。

これぞ大地の芸術祭と感じられるような「里山×アート」が楽しめます!季節に応じた、快適な服装や靴で遊びにきてくださいね♪

※一部施設は冬季休館や期間限定開館の場合があります。詳しくは大地の芸術祭公式サイトをご確認ください。

里山とアートに触れる、知る、味わう

アート×食

季節に合わせて、里山の食材を活かした食事を召し上がれ。アート作品の中で楽しめる食事もご用意しています。

越後妻有に伝わる郷土料理や家庭料理、またそれらをアレンジしたお料理など施設ごとに特色あるメニュー展開が魅力の大地の芸術祭の食。

期間限定やツアー限定で提供される施設やメニューもあるので、事前にチェックするのがおすすめです。

泊まれるアート

空家を使った作品や、廃校を改築した宿など、越後妻有ならではのユニークな宿が。宿泊体験そのものがアートの一部になることも。

宿泊可能期間や食事の有無など施設によって提供サービスが異なるので、公式サイトを確認のうえ予約をお願いいたします。

迷ったらコチラ!すべてお任せ「オフィシャルツアー」

その時期のおすすめ作品をめぐるオフィシャルツアーなら、初めての方や車での運転が心配な方も存分に巡れます。
食事付きのコースなら、里山のおいしい食材をふんだんに使った自慢の食事もたのしめます。地元のお母さんやお父さんたちとのあたたかい交流ができるのも魅力の一つです。
ツアー情報は随時更新されるので四季折々のツアーに参加してみよう!

【完全攻略】地元を愛する観光協会スタッフ直伝!「大地の芸術祭巡りのいろは」

まずは移動手段をチェックしよう!

新潟県十日町市・津南町は東京23区とほぼ同じ広さ。見たい作品の位置関係や、作品公開情報を事前にチェックし、交通手段の確認をしよう。バスや鉄道は本数が限られるため、事前に時刻表を確認して計画的に。
多くの作品を見たい場合は、自家用車やレンタカーまたはオフィシャルツアーがおススメ。
春から秋はレンタサイクルで風を感じながら移動するのもあり!貸出台数に限りがあるので、事前予約しておくと安心です。

季節に応じた必需品をチェックしよう!

大地の芸術祭では、およそ200の集落を手がかりに作品を散在点在させ、現代の合理化・効率化の対極として徹底的な非効率化を試みています。四季が色濃い里山は、美しさと引き換えに厳しい自然を感じる場面も。
春~秋は作品散策に坂道・山道を歩いたり、冬は雪上でアート作品が展開されることも。コンビニや商店が少ないエリアもあるので、水分や必要物品は事前に用意して。冬は十分な防寒具とスノーブーツを着用して出かけよう!

地域全体がミュージアム!

作品めぐりの途中で出会う棚田や里山の風景、トンネルやスノーシェッド(雪崩対策の為のシェルター)などの土木建築物など、道中に出会う様々な景色から、越後妻有に暮らす人々の営みを感じながら巡ってみよう。地域の人たちとの交流が忘れられない思い出になるはず。
どうやって暮らしてるの?どんな歴史や背景があるんだろう?…里山のストーリーが気になったら「十日町市博物館」や「松代郷土資料館」に立ち寄るのがおすすめですよ!

アートを道しるべに里山を巡ろう!おススメモデルコース

大地の芸術祭は地域全体がミュージアム。
時には、里山の大自然に、文化に、体験に。寄り道しながら、五感を研ぎ澄まして越後妻有を感じてみてください。
お腹がすいたら越後妻有のおいしいごっつぉ(このあたりの方言で「ごちそう」の事)を食べて、疲れたら温泉に浸かってエネルギーチャージするのもお忘れなく!

心とけあう、体験プランはこちら

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