通年公開の作品も!
「大地の芸術祭」の里 越後妻有をめぐろう
大地の芸術祭とは?
世界最大級の国際芸術祭であり、日本中で開催されている地域芸術祭のパイオニアである「大地の芸術祭」。越後妻有地域(=大地の芸術祭の里)を舞台に、豊かな四季が巡る里山で1年を通して作品を展示しています。
大地の芸術祭は2000年から始まり、20年以上続いている現代アートの祭典です。1年を通して、約200点の作品を楽しめるだけでなく、季節ごとのプログラムやツアーを開催しており、アート作品や旧小学校でのお食事やご宿泊もできます。
「越後妻有の冬 2025」開催決定
2025年1月から3月は、冬の企画展やミニイベントを「越後妻有の冬 2025」として開催し、オフィシャルツアーも運行します。十日町雪まつりとの連携企画も予定していますので、ぜひ冬の越後妻有にもご来訪ください。詳細は決まり次第、大地の芸術祭公式サイトにアップされます。
【会期】
2025年1月25日(土)~3月9日(日)火水定休
※2/11(火)は営業
※一部施設により定休日が異なります
【共通チケット】
料金|一般2,000円、小中学生800円
詳しくはこちら>>大地の芸術祭公式サイト_お知らせ2024.11.20(外部リンク)
大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ2024※終了しました
会期 | 2024年7月13日(土曜日)~11月10日(日曜日) 全87日 ※全期間を通じて、火・水曜日定休とします(一部作品施設は通常営業) |
開催時間 |
7月~9月:10時00分~17時00分 |
料金 | ●2024パスポート(当日) 料金 :一般4,500円、小中高2,000円 鑑賞対象:「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ2024」(2024/7/13-11/10) ●2024パスポート(前売り) |
動画で見る「大地の芸術祭」の里
東京23区より広いエリアをどう攻略する?!
十日町市と津南町の広大なエリア全体が美術館となっているため、事前に移動手段と距離の確認をしましょう。バスや鉄道は本数が限られるため、事前に時刻表を手に入れておくのが安心です。
多くの作品を見たい場合は車でのアートめぐりがおすすめ。拠点となる駅でレンタカーを借りることもできます。
必需品は、スニーカー!?
都会の美術館とは違って、作品を見るために山道を歩く…なんてことも。足元は歩きやすいスニーカーがベスト。山間部では肌寒く感じることもあるので、1枚上に羽織れるものを持っておくと便利です。
また、場所によっては、コンビニや自動販売機が周辺に全くない場合もあるので飲み物は早めに買っておきましょう。
すべてお任せ!オフィシャルツアー
どの作品を見よう?山道の運転は難しそう…
そんな方にはその時期のおすすめ作品をめぐるガイド付きのオフィシャルツアーがおすすめ。食事付きのコースなら、里山のおいしい食材をふんだんに使った自慢の食事もたのしめます。
画像:鉢&田島征三 絵本と木の実の美術館(※冬季休館)
施設紹介
1年中楽しめる!まずは拠点施設に行ってみよう。
芸術祭は初めて…という方は、『越後妻有里山現代美術館 MonET(モネ)』や『まつだい「農舞台」』へ行くのがおススメ。常設作品はもちろん、季節を通じてさまざまなプログラムが開催されています。どちらも駅からのアクセスが良いので、行きやすさも兼ね備えています。
画像:レアンドロ・エルリッヒ「Palimpsest: 空の池」Photo by Kioku Keizo(※冬季公開休止)
※野外作品の多くは、冬期間は積雪のため雪囲い等を行うため見ることが出来ません。
施設によっては、冬期休館を行っている場合があります。
Tunnel of Light/清津峡渓谷トンネル
日本三大峡谷のひとつである清津峡は、2018年に芸術祭作品としてリニューアルされ、内部全体がアート空間に。雄大な峡谷を水鏡などで内部に映り込ませた幻想的世界が広がります。
トンネル入り口にあるエントランス施設もアート作品の一つとなっており、1階はカフェ、2階には天然温泉の足湯があるので是非とも立ち寄りたい場所です。
画像:マ・ヤンソン / MADアーキテクツ「Tunnel of Light」
まつだい「農舞台」フィールドミュージアム
まつだい駅の周辺は、まつだい「農舞台」や松代城を含む、まつだい城山(じょうやま)全体をフィールドミュージアムとしてお楽しみいただけます。
松代城に続く散策道には、世界的なアーティストの作品が点在しています。大地に映える色彩豊かな作品、里山の四季を全身で感じながらアート散策ができる、「大地の芸術祭」らしさを存分に堪能できるスポットです。2~3時間で歩くことができます。
画像:パスカル・マルティン・タイユー「リバース・シティー」(※冬季公開休止)
鉢&田島征三 絵本と木の実の美術館
廃校となった小学校が、絵本作家・田島征三の手によって生まれ変わった空間絵本美術館。最後の在校生と学校に住むオバケたちとの物語が、校舎いっぱいに広がります。
わくわくするような絵本の世界と仕掛けがいっぱいの楽しい展示は、大人も子供も夢中になること間違いなし。(冬期間は休館となります。)
画像:田島征三「鉢&田島征三 絵本と木の実の美術館」Photo by Akimoto Shigeru
越後まつだい里山食堂
水色の店内は、一面ガラス貼りの窓と鏡のテーブルにまつだい住民の自宅の窓から見える四季の風景が映り込むアート作品空間です。目の前に広がる棚田の風景と里山を眺めながら、まつだいの食をお楽しみください。
里山ビュッフェは、顔を知る生産者の育てた新鮮な野菜、越後妻有の生きた自然が育む山菜をたっぷり使って、郷土の味や家庭料理にアレンジを加えた惣菜が並ぶ人気メニューです。
光の館
世界的に活躍する光のアーティスト、ジェームズ・タレルの作品に宿泊することができる世界で唯一の施設。屋根がスライドして天井が開き、時間の経過に合わせて変わる空の景色を楽しめたり、幻想的な光の芸術を全身で感じとれる体験型のアート作品です。
一般の見学ももちろん可能ですが、宿泊者の方だけが体験できるプログラムも。大人気の宿泊施設なので、ご予約はお早めにどうぞ。
画像:ジェームズ・タレル「光の館」Photo by Ishizuka Gentaro
秋山郷結東温泉 かたくりの宿
新潟と長野の県境にあたる山間部、秋山郷の入り口にある「かたくりの宿」。明治17年に開校し平成4年に廃校になった木造2階建ての小学校をリノベーションして生まれた、温泉宿泊施設。この地に魅せられ移住したスタッフが迎える宿では、自然の恵みがつまった山の食材を工夫を凝らした献立で振舞います。(冬期間は休館となります。)
画像:Photo by Noguchi Hiroshi
作品めぐりの途中で出会う棚田や里山の風景、トンネルやスノーシェッド(雪崩対策の為のシェルター)などの土木建築物など、道中に出会う様々な景色から、越後妻有に暮らす人々の営みを感じてみてください。