十日町に来たなら食べるべし!
「へぎそば」ってなぁに?│新潟県十日町市
十日町市を代表する食のひとつ「へぎそば」
今では、新潟県内はもちろん東京でも食べることができるお店もありますね。
つるりとしたのど越しと、コシの強さが特徴の日本そば「へぎそば」の魅力と秘密をご紹介します。
秘密は海藻⁉「へぎそば」の弾力の謎!
へぎそばを初めて食べたとき、そのコシの強さに驚く方もいるのでは?
実はこれ、海藻の「布海苔(ふのり)」をつなぎに使うことで生まれるものなのです。
もともとは織物づくりの際に糸に撚りをかけるため使用されていた布海苔。織物産業が盛んなこの地だから生まれた味なんですね。
「へぎ」って何のこと?
「へぎそば」の語源でもある「へぎ」
実は、木でできた器の事をさしています。「剥ぐ=はぐ=へぐ」のなまりからきているそうで、木を剥いだ板でできた「へぎ」という器に盛られたそばのことを「へぎそば」と言います。
どうしてぐるぐるに盛ってあるの?
この盛り方も「へぎそば」の特徴の一つですよね。
“手振り”や“手繰り”と呼ばれる方法で、一口大に丸められたそばが「へぎ」の上に綺麗に並びます。
この盛り方も、織物をする時の糸を撚り紡いだ”かぜぐり”から生まれたものという説もあります。
文化庁の100年フードに選ばれました
「100年フード」とは、全国各地で世代を超えて受け継がれ、長く地域で愛されてきた自然風土や歴史に根差した多様な食文化のうち、比較的新しく、文化財として登録されていない食文化を文化庁が認定するものです。
有識者委員会での審査によって、全国から応募のあった212件のうち、131件が認定されました。「へぎそば」は、その中でも特に評価が高かった15件として、有識者特別賞にも選ばれています。
「へぎそば」には、海藻である布海苔をつなぎに使っているのが特徴で、この布海苔は、きものの製造工程にも使われています。
【へぎそばが食べられるお店】
【そば打ちを体験しよう】
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