Climate十日町市の四季と気候
四季の移ろいを色濃く感じることができる十日町市。
半年近く雪に覆われる長い冬が明け、花々が一斉に咲き誇る春が訪れます。
春の恵みを味わい、花を愛で、田畑の準備を終えると、白い雲の下で青々とした田んぼが広がる夏へと季節は移ります。
秋になるとまた訪れる冬に向け、雪囲い(雪に耐えられるように木材などで家や庭木を囲うこと)作業や
野沢菜洗いが始まり、軒先には漬物用の大根を干す風景があちこちで見られます。
十日町市の平均気温グラフ
十日町市の気候
春(4~6月)
- 気候
- 雪解けが進む春ですが、山間地ではGW明け頃まで残雪がある場合があります。
- 服装
- 日中気温が上がっても、夜になると冷えこむことがあるので、厚手の上着があると良い。
残雪がある場合は肌寒く感じる時も。 - 注意点
- 自家用車での移動の場合、行先に応じてスノータイヤが必要な場合も。
夏(7~8月)
- 気候
- しっかりと暑く、夏らしい気候となります。特に盆地となっている市街地では、湿度も高くなるので注意が必要です。
- 服装
- 屋外を巡るときには日除け、暑さ対策をしっかりと。
美人林や清津峡は、周辺より体験気温が低いおすすめの涼感スポット。 - 注意点
- 山間地ではコンビニや自動販売機がない場所もあるので、水分は早めに入手しましょう。
秋(9~11月)
- 気候
- 昼夜の寒暖差が大きくなる季節。気温だけでなく天候によっても体感温度が異なるので注意が必要です。
11月後半になると、山間地では初雪が降る可能性もあります。 - 服装
- 11月に入ると一気に寒さが増します。日によって気温差が大きくなるので、冬用の肌着などを準備しておくと安心。
朝晩は0℃近くなることもあるので、状況に応じて冬用の上着も必要です。
冬(12~3月)
- 気候
- 本格的な降雪期には、2~3mの積雪となることも。
朝起きると50~60cmほどの雪が積もることもあります。 - 服装
- 手袋、マフラー、帽子など、防寒対策をしっかりと。特に足元は滑りやすいので、スノーブーツが安心で、ヒールのある靴は危険です。
屋外イベントに参加する場合は、スキー用のウエアがあるとベスト。 - 注意点
- 朝晩は道路が凍結するので、運転はもちろん歩く時にも注意が必要です。
車での移動にはスノータイヤは必須です。
Four seasons四季の特徴
「雪が消えれば 越路の春は 梅も桜も みな開く」
十日町小唄にもうたわれているように、春は雪国にとって待ちに待った季節です。
雪国の春は、ちょっぴり遅めで桜の見ごろは4月中旬から。4月後半からゴールデンウイークごろには新緑が広がります。
雪が育んだエグ味のない美味しい山菜はとっても貴重な春の恵み。この時期だけ、直売所などで販売されることも。
自然をめいっぱい感じられるアウトドア&アクテビティがおススメ。
日本一の大河”信濃川”でのラフティング体験や、満点の星空の下でBBQなど、ゆったりとした時間を過ごしてみるのもいいですね。
夏は、大地の芸術祭作品を巡るにもいい季節。自然に溶け込む現代アートで五感を研ぎ澄ませて。
お腹がすいたら、喉越しの良い「へぎそば」をどうぞ。
山々が燃えるように彩られる紅葉。そして黄金色に輝く稲穂が揺れる実りの季節。
紅葉は比較的遅く、例年10月中旬ごろから色づき始めます。
新米は10月上旬頃に店頭に並び始め、飲食店でも提供が始まります。新米の味は格別で、お土産にもおススメです。
雪国にとっては、貴重な晴れ間。11月頃には、雪囲いなどの冬の準備も進みます。
真っ白な雪に包まれる冬。しっとりと水分を含んだ雪が一晩に1mふることも。
1年中で最も美しく、十日町市を象徴する季節です。
雪の楽しみ方は多種多彩。スノーシューで雪上さんぽを楽しんだり、ふわふわの新雪に飛び込んでみたり。大人も子供も童心に帰り、雪の魅力に夢中になります。