さとやまノート松代エリア大地の芸術祭
「手をたずさえる塔」大地の芸術祭作品 新作が完成しました
2021.12.16
ほくほく線まつだい駅の南側、まつだい「農舞台」アートフィールドを望む高台中腹に、2000年の第1回越後妻有アートトリエンナーレで「棚田」を制作し大地の芸術祭を象徴する人気作品となった、ロシアの前衛芸術家イリヤ&エミリア・カバコフ夫妻の新作「手をたずさえる塔」が完成しました!
今年夏のまつだい「農舞台」のリニューアルオープンで、すでに何点かのカバコフ作品が公開されていますが、今回の新作はそれに続く彼らの作品群の集大成となる作品とのことです。
公開に先駆けて開催されたオープニングイベントに参加してきました。
作品名にある「手をたずさえて」とは「民族、宗教、文化などをすべて超えて人々が手をつないでいける世界へ」の作家の願いです。
塔上のモニュメントは夜間ライトアップされる予定ですが、冬期は積雪のため行わないそうです。
建物内部にはカバコフの絵画作品や、もう一つの新作「手をたずさえる船」(模型)が展示されていています。
かすかに厳かな音楽が流れる中、見上げると縦長のガラスの明かり取りから穏やかな光が差込んで、その光に向かって手を伸ばしたい気持ちになり、作家の願いを共有できたような感覚がしました。
その後、農舞台2階の「越後まつだい里山食堂」では、ロシア音楽のミニコンサートと、ロシア料理の振る舞いがあり、参加された地域の方や報道関係者、大地の芸術祭関係者のみなさんが、和やかな時間を過ごされていました。
公開日は12月26日までの土・日曜で、積雪で道が埋まった場合は公開中止。
来年1月29日~3月6日の土・日・祝日にも公開を予定している。
公開時間:10:00~16:00 料金:一般500円、小中学生200円
チケット購入場所:まつだい「農舞台」2階受付
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