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4/11の美人林【新潟県十日町市】

2025.04.12

桜前線が北上し、ニュースで観る春の話題に毎日ウキウキしますね。
ここは新潟県十日町市松之山地域にあります「美人林」と呼ばれるブナ林です。春の芽吹きどころかまだ残雪が2m近くあり、冬の様相です。 入口に立っているはずの美人林の標柱(約180cm)が見当たりません。

それでも徐々に日差しは強くなっていて、ブナの根元には春ならではの「根開き」が始まっていました。「根開き」とは、木の幹が太陽熱に温められその輻射熱によって幹の周りから雪が解け、すり鉢状になる現象です。

これから雪解けと共に輪がどんどん大きくなって行きますが、今はまだけっこう小さくて深い。近寄ると吸い込まれそう。

靄が立ち込め幻想的な池。シーンとした林に、キツツキのドラミング音や、小さなカラ類たちの声が響きます。

この日は「防水フェストブーツ」(くるくる丸められる長靴)で行きました。林の中はザクザク雪で足を取られることもありましたが、スノーシューが無くても歩けます。ただしズボると転ぶので歩速はゆっくりがお勧めです(既に転んでて膝汚れてる)。お隣の施設「森の学校」キョロロの長靴&スノーシューレンタルは4/20(日)までです。

まだたくさんある駐車場の残雪。まだ暫くは「森の学校」キョロロの駐車場をご利用ください。

ちなみに昨年の今頃は残雪も消え、芽吹きが始まっていましたよ。
昨年の記事「 4/13 美人林の芽吹きが始まりました」
https://www.tokamachishikankou.jp/blog/129643/

「森の学校」キョロロ
https://www.matsunoyama.com/kyororo/

この記事をかいた人

にれ子

里山のいきもの係。 十日町市には希少種と言われる生き物が多く生息・生育しています。そういった貴重な生き物は「森の学校」キョロロにお任せして、ポピュラーな虫さんカエルさんトカゲさん鳥さん、たまに獣さん係です。