さとやまノート中里エリア冬
雪降る清津峡で「水のリトリート」冬の日帰りプランを開催しました【新潟県十日町市】
2024.12.20
朝から雪が降り続いた12月7日(土)、清津峡のある小出集落(新潟県十日町市)は一晩であっという間に一面真っ白に雪化粧。
山々にはまだ色づいた木々がわずかに残り、降り積もった雪とのコントラストが美しい朝を迎えました。
そんな日に開催したのが「清津峡渓谷・水のリトリート」日帰りプラン。
当日の様子をレポートします。
そもそも「リトリート」って?
リトリートは直訳すると「撤退」や「退却」を意味する言葉です。
海外では日常から一時的に離れて、心身をリフレッシュする旅のスタイルとして定着してきているそうで、日本でも徐々に広がりつつあります。
私たちの住む十日町市を含む3県7市町村からなる雪国観光圏エリアでは、「地域を再生し、私を再生する」をコンセプトにした独自のリトリートを #雪国リトリート として育んでいます。
<雪国リトリート>
https://snow-country.jp/retreat/
<雪国観光圏の取組>
https://snow-country.jp/
まずはオリエンテーション
東京から前泊し参加してくれた方に、新潟市から雪道を運転してきてくれた方(2回目のご参加でした!)、
6名の参加者が集まり、リトリートが始まります。
まずはこの場に馴れる、いわゆるオリエンテーションの場。私たちは「種まき」と呼んでいます。
メインガイドを務めるノブさんオリジナルの「種まき」が進みます。
- 清津川の石に自ら連想されるワードを書く「石のワーク」
- 湧き水を使った「水のワーク」
- 瞑想と詩の時間
- 集落の冬支度の話を聞く時間
大きな窓の外には清津川が広がるこの場所は、1階が食堂「雪ふる食堂」、2階がゲストハウス「雪ふる宿」として営業している清津百貨さん。
集落さんぽに出発
雪がしんしんと降る中、清津峡集落で暮らすローカルガイドのヤスヨシさんと一緒に散歩に出かけます。
真冬になると通れない道も、降り始めの今ならへっちゃら。
地元の人が案内してくれるので、安心して集落の奥にも進んでいくことができます。
お母さんの作る特製のランチ
さんぽから帰り、次の舞台は「Tani House Itaya」
メインガイドのノブさんの営む古民家をリノベーションした古民家宿です。
そしていよいよお楽しみ♪ランチの時間
集落のお母さん方が丁寧に、愛情込めて、作ってくれた特製弁当が待っていました!
「これは、○○さん家からもらった大根を使ったよ~」
「たくあん巻き、いっぱい作って冷凍しておくんね~」
「私が好きだから、白和えにしたんね~」
そんなお母さんたちのお料理紹介が、一段とおいしさを増すエッセンスになります。
あえて1人で過ごす時間
ご飯の後は少し待ったりタイム。
次のプログラム「ひとりで過ごす時間」の為の準備を行います。
ノブさんから皆さんに共有された問いは
「今、あなたが一番大切にしたいことは何ですか?」
この問いと共に、約1時間、一人の時間を過ごしていただきます。
アート作品が続々完成!
最後の対話に向けて今回試してみたのが「制作の時間」
ノブさんから「みなさんが感じたこと、大切にしたいこと、何でもよいので形にしてみてください」と説明を受け、みなさん作業に入ります。
最後はアウトプット、対話の時間
リトリートの最後は丁寧に「聴き」、丁寧に「話す」対話の時間。
作った作品について説明したり、お互いに質問し合ったり、
今日一日を振り返って感じたことをシェアしたり。
日常の会話とは違うとても濃い時間になります。
3月には宿泊プランも!清津峡渓谷・水のリトリート
「清津峡渓谷・水のリトリート」は、今後も季節に応じた内容でプランを実施していきます。現在募集中なのは下記の2プラン。是非チェックしてみてくださいね。
- 3月8日(土曜日)~9日(日曜日)【1泊2日プラン】
雪国の静かな暮らしー手仕事と食と雪とー - 4月15日(火曜日)【日帰りプラン】
春を探しに山へー芽をだすことー
この記事をかいた人
まーさん
十日町生まれ十日町育ち、こよなく地元を愛する観光協会スタッフ。 好きな食べ物は、レバ刺しとビール。