さとやまノートグルメ雪国観光圏
雪国とシャンパーニュの新たな挑戦!100年先を見据えたサステナブルな取り組み
2024.11.19
新潟の雪国観光圏とフランスのシャンパーニュブランド「テルモン」が手を組み、国境を越えて100 年後の未来に想いを馳せるプロジェクトがスタートしました!
雪深い地域で知られる雪国観光圏エリア。この地では世界に向けた「エコロッジジャパン in 雪国」という取り組みが、始まっています。今回は、このプロジェクトとテルモンとのコラボレーションについてご紹介します。
雪国観光圏と「100年後も雪国であるために」
まずは雪国観光圏について少しご紹介します。
新潟県の十日町市、津南町、魚沼市、南魚沼市、湯沢町、群馬県みなかみ町、長野県栄村からなる「雪国観光圏」は、世界でも有数の豪雪地帯。この地域では、美しい棚田や清らかな水源をはじめ、雪国ならではの文化や暮らしが大切に守られています。
「100年後も雪国であるために」
雪国観光圏ではこの理念のもと、自然環境の保全や地域社会・文化に貢献している宿泊施設を紹介する「エコロッジジャパン」に取り組んでいます。
「エコロッジジャパン in 雪国」とは?
エコロッジといわれる宿泊施設は世界中に存在していますが、一般的には「地域環境の保護」「地域社会への貢献」「本物の自然や文化との交流」といった条件を満たした上質で小規模な宿泊施設のことを指します。
雪国観光圏で取り組む「エコロッジジャパン in 雪国」は、環境保全と地域貢献を両立する宿泊施設を発信するプロジェクトです。この取り組みでは、次の2つを大切にしています。
- 「雪と水を守る」
雪国ならではの貴重な自然を守り、次世代に引き継ぐ。 - 「雪国らしい食や地域産業を維持する」
地元の食材や伝統産業を活用し、地域経済を支える。
これを実現するために、39項目のエコロッジ要件が策定されました。この要件をもとに、各宿泊施設が自らの取り組みを見える化し、さらにレベルアップを目指して日々努力しています。
エコロッジジャパン in 雪国について
シャンパーニュブランド「テルモン」とのコラボレーション
そんな「エコロッジジャパン in 雪国」が、フランスのシャンパーニュブランド「テルモン」と手を組むことで、さらに大きな一歩を踏み出しました。
テルモンってどんなブランド?
テルモンは「環境に優しいシャンパーニュ」を理念とし、次のような取り組みを行っています。
- オーガニック農法:化学肥料や農薬を抑えたぶどう作り。
- エコな輸送:飛行機を使わず、船や電車で製品を輸送。
- 自然保護活動:地域の森林や生態系を守るための支援。
テルモンの理念は、雪国観光圏の目指す「100年後も雪国であるために」というビジョンと深く共鳴しているんですね。
どうして「テルモン」?
テルモンとこの地域とのご縁は、2017 年から開催されている「松之山サステナブルダイニング in 美人林」。
「豪雪の中で自然と共存してきた里山の生き方から学ぼう!」という思いで、店もジャンルも地域も超えて集まったシェフたちと開催している「松之山サステナブルダイニング in 美人林」にてコラボディナーを実施したことが、テルモンとのご縁のはじまりです。
「松之山サステナブルダイニング in 美人林2024」の様子はこちら
どんな取り組みをするの?
第一歩として、この冬から「エコロッジジャパン in 雪国」の各宿にて 「テルモン」各キュヴェのボトルを販売し、その料金の一部を水源地や森林、里山の保全を目的とする活動を支援する「雪国環境保全基金」に寄付します。
国境を越えて、100 年後の未来に想いを馳せる新たな取り組みですね。
100年先のテロワールのために。雪国観光圏『エコロッジジャパン in 雪国』と、サステナブルなアプローチでシャンパーニュの新時代を切り拓くテルモンが協業を発表
十日町市内の「エコロッジジャパン in 雪国」のお宿を紹介
この記事をかいた人
まーさん
十日町生まれ十日町育ち、こよなく地元を愛する観光協会スタッフ。 好きな食べ物は、レバ刺しとビール。