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坂口安吾の世界と松之山のコラボレーション!短編映画「虚空の百合」

2024.10.04

作家・坂口安吾さんと縁ある十日町市松之山で活動をしている「松之山安吾の会」。
毎年「坂口安吾まつり」を開催し坂口安吾作品の魅力を伝え、松之山との縁を大切に活動をしています。

この度、「松之山安吾の会」による短編映画が完成しました。
この短編映画『虚空の百合』は、松之山を舞台にした安吾作品(黒谷村、不連続殺人事件、逃げたい心、など)を中心に、安吾の世界観とともに松之山の風土・文化を伝える約15分ほどのショートムービーです。


出演は女優・大島葉子さん、映画監督を務めたのは梨本諦嗚さん。
地元住民も参加した作品になっており、知ってる顔や声が聞こえてくるかも・・・⁉


是非、下記よりご覧になってみてください。

坂口安吾と松之山

作家坂口安吾は、終戦後の1946年に『堕落論』を発表してセンセーションを巻き起こし、一躍文壇の寵児となります。
以後太宰治、織田作之助らとともに戦後無頼派として、小説、エッセイ、歴史小説、推理小説と幅広く活躍します。いまも根強い人気を誇る安吾ですが、松之山とはとても縁が深いことをご存じでしょうか。
安吾の姉が、松之山の造り酒屋村山家に嫁いだことから、安吾は若い頃、この姉を頼って頻繁に村山家を訪れ滞在していました。安吾の作品に、『黒谷村』(1931)、『村のひと騒ぎ』(1933)、『逃げたい心』、『木々の精、谷の精』(1939)などがありますが、これらは、松之山ゆかりの作品です。

坂口安吾の貴重な遺品も展示「大棟山美術博物館」

https://www.tokamachishikankou.jp/spot/daitouzanbizyutsuhakubutsukan/

毎年5月に開催!坂口安吾まつり

https://www.tokamachishikankou.jp/event/sakaguchiangomatsuri/

この記事をかいた人

まーさん

十日町生まれ十日町育ち、こよなく地元を愛する観光協会スタッフ。 好きな食べ物は、レバ刺しとビール。