さとやまノート十日町エリアイベント

十日町おおまつりが開催されました(2023年)

2023.08.30

残暑厳しい2023年8月25日~27日の3日間、新潟県十日町市の諏訪神社と周辺市街地で「十日町おおまつり」が開催されました。

十日町おおまつりは十日町エリアの総鎮守・諏訪神社の秋季例大祭です。全国的にも珍しい八角神輿の渡御の他、明石万灯、俄(にわか)、大民謡流しや露店市など、4年ぶりに様々な行事が復活しました。

25日の明石万灯の様子

こちらは25日の夕方、鼓笛隊の様子。本町通りをいち早く彩ります。

大民謡流しにはおよそ770名の方からご参加いただきました。例年と比べると少ないですが、市内の方はもちろん、飛び入り参加の方や、中には海外からの留学生もいらっしゃったとか!!

皆様には一定間隔を空けての民謡流しにご協力いただきました。ありがとうございました!

大民謡流しの隣を進むのは、明石万灯の皆さん。個性溢れる万灯が6基、「おいよい!」の掛け声とともに町内を巡ります。

老若男女問わずの活躍ぶり。十日町の万灯は担ぐものもあれば、力を合わせて曳くものもあります。「おいよい」の声に合わせて動く華やかな明石万灯に、周りからは拍手喝采が響き渡りました。

こちらは「俄(にわか)」の様子。お囃子と舞踊者が移動式の舞台に乗り、各所でパフォーマンスを披露する、
山車の一種です。上町、宮下、下町でそれぞれの俄があり、26日には三俄揃っての競演が行われます。とても格好良かったです!

上町俄

下町俄

宮下俄

開催2日目の26日の昼には、諏訪神社から八角神輿が出発しました。

御社殿を出るまでの担ぎ手の皆さんは、なんと裸足! 神輿をおろすまでは涼しい顔、おろしてからは「熱い!」と日陰に一目散。微笑ましい光景に笑い声が聞こえてきました。

神主さんによるお祓いが執り行われ……

福をおすそ分けする餅まきも開催されました。およそ30kg分の切り餅が「おいよい!」の声とともに撒かれます。

十日町エリアの高台に鎮座する諏訪神社。神輿は階段と急な下り坂を慎重に下りていきます。1日半以上をかけて町内を渡御し、27日の夜にまた諏訪神社へとお帰りになります。

画像提供:十日町市

26日の夜には奉納花火の打ち上げも行われました。これぞ日本のおまつり風景。

画像提供:十日町市

開催中、途中で雨が降るというハプニングもありましたが、諏訪神社は農耕の神様でもあるので、日照り続きでカラカラに乾いた十日町の田畑にお水をやってくれたのかもしれませんね。

十日町エリアを代表するお祭り「十日町おおまつり」。住民の十日町愛とお祭りへの熱意を感じる3日間でした。

十日町おおまつり
https://www.tokamachishikankou.jp/event/tokamashioomatsuri/

この記事をかいた人

ちみ

蕎麦を食べたあとの蕎麦湯が大好物な協会スタッフ。写真が好きで、隠れた名スポットを探す毎日!