さとやまノート十日町エリアグルメ
へぎそばレポ「そばや清兵衛」さんへお邪魔してみました!【十日町グルメ】
2022.11.02
十日町を代表するグルメといえば「へぎそば」!今年3月には、文化庁から地域に根付く食文化として「100年フード」の認定を受けました。
今回は十日町市街地から松代方面へ行く道すがらにある「そばや清兵衛」さんにお邪魔して、おいしいお蕎麦をレポートさせていただきます。
店舗紹介
十日町駅方面から車で約10分。トンネルとトンネルのあいだの道を上ったところに「そばや清兵衛」さんはあります。
外観は一般の民家風。おじいさんの代からそば屋を始めたという、地域に根付いたお店です。
店内の様子はどうでしょう?
ほっとする……!まるで実家に帰ってきたかのような安心感。座布団に座る和室席と、椅子に座る洋室席の両方用意されているので、足が悪い方も安心です。
さて、気になるのがメニューです!この瞬間が一番わくわくします。
へぎそばはもちろん、丼タイプの暖かいそばやうどんも食べられるようです!単品やデザートにも気になる品がありますね。
今回は店主の小海さんおすすめの「天ぷらそばセット」と「そばだんご」を注文してみました。
~~いただきます!~~
いきなりお写真上げちゃいます!どん!
そばは他のおそば屋さんと比べて色が白っぽいですね。そばの実の内側の方をたくさん使っているのかもしれません。混ざっているそばの殻(そばの面の黒い点々)が少ないと、麺が伸びにくいそうです。ゆっくり食べたいけど伸びてしまった麺は苦手……という方におすすめのお店ですね♪
早速いただきます!
そばの麺が手振り(てぶり)もしくは手繰り(てぐり)と呼ばれる方法で一口大にまとめてあるのがへぎそばの特徴のひとつ。箸で持ちやすくてとても食べやすいです!
食べて最初の感想は、とってもつるつるしている!でした。口の中につるん!と入っていくのでやわらかいかと思いきや、やはりへぎそば。コシが強く、今、食べている!感があります。
また、麺をすすれば出汁の香ばしい香りがふわりと漂います。香りの正体はかつおぶし。店主小海さんが暮らしていた静岡県・焼津市産のかつおぶしを使っているそうです。
自分が知っている生産元の食材を使用するのが小海さんのこだわり。そば粉は100%十日町産ですし、野菜はご自分の畑で収穫したものを使います。山菜は近所の山で自ら集め、天ぷらの舞茸はなんとお店の裏山のブナ林で育てているとか!!
「自分がその食材や生産者のことをよく知っているからこそ、お客さんにも安心して召し上がっていただけるんです」と微笑む小海さん。
しかも舞茸は今が旬。春から育てて秋にやっと採れるそうです。天ぷらの衣をザクっと頬張れば、舞茸の上品な香りが口いっぱいに広がります。
これこそが、秋の味……!
感動していると、小海さんが山で採れた舞茸の実物を持ってきてくれました。大迫力!!私の両手よりも大きかったです。旬のあいだはいくつか玄関先に置いてあるそうなので、是非見てみてください♪
その季節ごとに旬の食材を提供するのが小海さんのこだわり。ぺろりと食べてしまいました。食べ飽きないそばの味と、口の中を彩る旬の天ぷら。満足感があります。
ちなみに机の上にはくるみが置いてありました。中をほじって薬味にするそうです。つゆに入れてみると、何だかこってりした風味になりました!くるみってそばつゆに合うんですね。新たな発見です。
蕎麦湯を飲んでつゆも最後まで楽しみます。とろっとしたそばのゆで汁がかつおだし香るつゆにジャストマッチ。蕎麦湯の味はそのお店らしさを特に感じると思うので、私はこの食後の一服の時間が大好きです。
さて……満腹ですが、おやつは別腹……。
そばだんごです!!おいしそう!!!
ん!?お箸で掴むとぷりっとしています!もう少し固いかと想像していたので、意外でした。
驚くのはこれだけではありませんでした。口に入れると、ふんわりとろり。お箸で掴んだときより柔らかく感じます。これは蒸しているのでしょうか、ゆでているのでしょうか……。
だんごの生地はほんのりそばの風味を感じます。中には甘さ控えめのあんこが入っており、きな粉の塩味もちょうどいい!不思議な食感を楽しみました。
店員さんにそばだんごの作り方を聞いてみたところ、お鍋で熱しながらかき混ぜて作っているそうです。そばがきと同じ作り方ですね!勉強になりました。
~~ごちそうさまでした♪~~
お店の玄関には「そばや清兵衛」さんのオリジナル乾麺が売っていました。ファンにはたまらないサービスですね。
また、生そばの宅配注文も受け付けているとのこと。あまりの人気に年越し間際は休む暇もないとか。平日の注文も大歓迎だそうです!
【交通上のご注意】
「そばや清兵衛」さんは薬師トンネルと名ケ山トンネルの間から少し上がった所にあります。どちらの進行方向からも「左折」すると同じ場所に辿り着けるようになっています。いずれの方向からも右折は禁止されていますのでご注意ください。
看板を目印に、左折!(反対車線でも同じです)
第15回へぎそばの里越後十日町「地そば」まつり「スマホでスタンプラリー」
こんなにおいしいお蕎麦は「そばや清兵衛」さんをはじめ市内にはたくさん店舗が点在しています。そのそばをたのしむには・・・「地そばスタンプラリー」なるものが!
「そばや清兵衛」さんも毎年出店いただいています!店主の小海さんもコンプリート目指して参加しているそうです。
今年の十日町「地そば」まつりは「スマホでスタンプラリー」。めざせコンプリート!!!十日町市・津南町のへぎそば店と大地の芸術祭作品を巡ってステキな景品をゲット!
- スタンプラリー期間:9月11日(日)~11月13日(日)
- 参加方法:
①スマホアプリ「furari」をダウンロード。
②参加そば店でへぎそばを食べ会計時に備え付けのQRコードを読み込み、スタンプをゲット!※営業日・営業時間は変更になる事があります。事前に確認してください。
③指定の芸術祭作品を巡りスタンプをゲット!(作品付近でアプリを起動するとGPSで認識されます)※対象作品以外ではスタンプは取れません。
④「furari」アプリ内から応募しスタンプ数に応じて素敵な商品をプレゼント!※当選者の発表は、賞品の発送をもって代えさせていただきます。 - 景品
A.コンプリート賞 抽選で4名様(全23か所)
・松之山温泉又は当間高原ホテルベルナティオ1万円の宿泊補助券+大地の芸術祭グッズ
B.へぎそば全店賞 全員プレゼント(へぎそば店17か所+芸術祭作品2か所)
・へぎそば組合オリジナルTシャツ+そば店食事券(1,000円)
C.特別賞 抽選で50名様(へぎそば店8か所+芸術祭作品2か所)
・そば店食事券(1,000円)40名様
・ハイグレード乾麺セット10名様
D.参加賞(へぎそば店2か所+芸術祭作品1か所)
・そば店食事券(200円)
E.アンケート回答賞 抽選で30名様(へぎそば店、芸術祭作品いづれか)
・大地の芸術祭グッズ「地そば」まつりは毎年様々なイベントを企画しています。
今年来られなかった方も、ぜひ来年お越しください♪そばや清兵衛
所在地:新潟県十日町市真田丙1896
営業時間:11時00分~15時00分
定休日:水曜日
駐車台数:普通車18台
公式ホームページ:https://sobaya-seibe.favy.jp/
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この記事をかいた人
ちみ
蕎麦を食べたあとの蕎麦湯が大好物な協会スタッフ。写真が好きで、隠れた名スポットを探す毎日!