さとやまノート大地の芸術祭
【大地の芸術祭・公式YouTubeチャンネル】新作ドキュメンタリー動画をご紹介します!
2022.10.11
「越後妻有 大地の芸術祭 2022」が開催中ですが、公式YouTubeチャンネルでも新作の動画がアップされています!
この映像作品は、地域をキャンバスと捉え、そこで暮らす人々や自然・文化の魅力を再認識し、大地の芸術祭で訪れたアーティストが作品のインスピレーションとなる地域の魅力へ迫る、地域の暮らしが主役のドキュメンタリーです。
旅マエ、旅アトにみても楽しめる見ごたえ十分なシリーズです。ぜひご覧ください。
願入集落 canvas 1 | 布施知子【越後妻有 この大地の里山は キャンバスになり 祭りがはじまる。】
大地の芸術祭 作家 布施知子
新潟県十日町市 願入集落 小宮山マツノ
語り 山口ひかり(十日町市在住/十日町市立吉田中学校)
▼布施知子「うぶすなの白」
「うぶすなの家」に宿る精霊のようなものに対する敬意を、白い紙を折ることで表す。「風の茶室」「闇の茶室」には、一つが二つに分かれ、それがまた二つに分かれ、どんどん無限に分割していく「無限折り」を使った白い紙の作品を中心に展示。「風の茶室」には、螺旋状の雫のような折りの作品も吊るす。「光の茶室」には、色を使った折り紙の「入れ物(箱)」を並べ、人間の営みを表現する。
▼うぶすなの家
築100年を迎える茅葺き屋根の古民家に、陶芸家たちが囲炉裏・かまど・風呂・洗面所をしつらえ、「やきもの」の美術館として再生した。1階はレストランとして、地元の食材を使った慈悲深い料理をにぎやかな女衆が提供する。2階は3つの茶室に新作が展開される。
田野倉集落 canvas 2 | 石松丈佳【越後妻有 この大地の里山は キャンバスになり 祭りがはじまる。】
大地の芸術祭 作家 石松丈佳
新潟県十日町市 田野倉集落 池田勝則
語り 山口ひかり(十日町市在住/十日町市立吉田中学校)
▼石松丈佳「楽暮 D.I.Y.の家 iju」※公開終了
「~仕事が済む場所を決める時代は終わり!~コロナ禍の中、テレワークが特別ではなくなり、シェアオフィスなども注目され仕事が住む場所を決める時代は終わりつつあります。「楽暮 D.I.Y.の家 iju」は、集落住民とデザイナーの支援により、D.I.Y.をキーワードにそんな移住者のために円滑な移住を支援するためのクラブです」(作家コメント)
蓬平・会沢集落 canvas 3 | 蓮池もも【越後妻有 この大地の里山は キャンバスになり 祭りがはじまる。】
大地の芸術祭 作家 蓮池もも
新潟県十日町市 蓬平・会沢集落 会田法行
語り 山口ひかり(十日町市在住/十日町市立吉田中学校)
▼蓮池もも「山の奥 海の底」※公開終了
作家は、大地の芸術祭での作品制作サポート活動の縁もあり、2016年に家族で越後妻有に移住してきた。今回の作品は、当地での日々の様子を、子どもの成長や地域の歳時を軸に、10mの絵巻に物語るように描いたもの。展示会場の「やぶこざきキャンプ場」の建屋は、山々の眺望がすばらしい場所で、絵巻が風景へと連なっていくような印象が楽しめる。
中手集落 canvas 4 | 栗真由美【越後妻有 この大地の里山は キャンバスになり 祭りがはじまる。】
大地の芸術祭 作家 栗真由美
新潟県十日町市 吉田地区地域支援員 山口洋樹
語り 山口ひかり(十日町市在住/十日町市立吉田中学校)
▼栗真由美「ビルズクラウド」
越後妻有地域の建物を模した、小さなライトボックスによるインスタレ―ション作品。十日町市の吉田地区をめぐりながら撮影した家屋ひとつひとつが、小さな立体物として再現されている。立体物の中には、ランタンのように光る明かりが灯されている。作品から仄かにこぼれる温かな明かりを通して、吉田地区に確かに存在している生活の息づきと記憶とが、暗闇の中に浮かび上がる。
「森の学校」キョロロ 自然と里山の暮らし、地域の魅力を未来へ
「森の学校」キョロロ 学芸員 小林 誠
新潟県十日町市 下川手集落 保坂 清
▼十日町市立里山科学館 越後松之山「森の学校」キョロロ (設計=手塚貴晴+手塚由比)
十日町市立里山科学館 越後松之山「森の学校」キョロロは、大地の芸術祭の拠点施設のひとつで、雪国の里山のど真ん中に位置する小さな科学館です。雪降る里山「雪里」の生物多様性に関連した展示や豊富な体験プログラムで里山を楽しく体験し学ぶことができます。また、地域の博物館として様々な方々と里山の生物多様性や文化 を調査・研究することに力を入れています。その成果を展示・教育・ 体験・観光などの博物館活動へ幅広く活用することで、里山の保全 と地域づくりを目指しています。周囲には、日本一美しいと称される ブナの二次林「美人林」や、森林やため池群が広がる約80ヘクター ルの里山「キョロロの森」が広がり、自然観察をはじめとした各種体験プログラム、体験学習や動植物の保全活動の場として活用されています。
監督:分部康仁
クリエーティブディレクター:引地央行
企画・プロデュース:酒井隆光
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ねじ太
越後妻有の自然とアートを愛する観光協会スタッフ。 趣味は食べ歩きと写真撮影(ついつい食べる方が優先されがち)。カメラを片手に美味しい食べ物や素敵な風景を探しに出かけています♪